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転職エージェントサービスを提供する会社は、今や数え切れないほど存在します。さらにその中身は、あらゆる職種を網羅する総合サービスから各業界に特化したサービスまで、実に多様化しているのも特徴的です。

その中でも医師という職種は専門性も高く、また業界も特殊です。そのため転職エージェントを利用するのであれば、医療業界あるいは医師に特化した会社を選ぶと良いでしょう。

よく大手人材サービスでも、ホームページ上などで医療関連の職種を取り扱っていることがあります。「大手だから安心だろう」とこうした会社を選ぶ方もいらっしゃるのですが、実はこれが危険です。

中には業界専門のチームを編成している会社もありますので、それならば安心できるでしょう。しかしそうではなく、ただ人材サービスの延長線上で医師転職を扱っている場合には注意が必要です。なぜなら医師転職に注いでいるパワーが違うので、その分だけ必要な知識・経験・ノウハウが欠落している恐れがあるからです。

医師としてご経験のある皆さまならお分りと思いますが、他の職種と一緒にして片手間でサポートできるほど、医師の仕事、あるいは医療業界は単純ではないのです。

片手間のように医師転職を扱う転職エージェントには、共通して以下のことが不足しています。

・業界知識
・専門用語などへの理解
・医師とのコミュニケーション能力
・医療機関等に対する折衝能力

これらはいずれも、医師が転職を成功させる上で必要不可欠です。
例えば業界知識や専門用語への理解がないばかりに、あなたの希望条件やキャリアプランを十分に理解できなかったとしましょう。すると当然、求人元の求める医師像との間にギャップが生まれます。しかしそのことに気付かず求人を紹介され、いざ面接に行ってみると、全く希望に合うような職場ではない。こんなことが実際に起きています。

面接で気付いても、時間を無駄にするだけです。もし面接で気付かずに入職してしまっていたらと考えれば、それこそ人生における大問題でしょう。先に挙げた4つのポイントをクリアしていなければ、むしろあなたの転職を妨げる要因にすらなりえます。

特に現職に就きながら転職活動をする場合、医師は非常に多忙です。それこそ針の糸を通すような限られた時間をやりくりして、転職活動を進めることになるでしょう。だからこそ外部ブレーンとして頼りになる転職エージェントを使うのです。
そんな際に最も重要なのが、「連絡の早さ」です。あなたからの連絡に対して確認・返信・対応をいかに素早くできるか。特に条件の良い求人というものは、応募も殺到するのですぐに埋まってしまいます。

例えばあなたがせっかく紹介された求人に対して応募しようとしても、電話をすれば繋がらず、メールも返信がないのでは、モタモタしている間に求人がなくなってしまう（採用が他の人で決定してしまう）可能性もあるでしょう。
担当エージェントのレスポンスが悪いと感じたら、担当者を変えてもらうか利用サービスを変えるのが得策といえます。